臨床の現場では、認知機能や思考力を測定するWISC-IV知能検査システムなどのウェクスラー式知能検査と併用して実施されるケースが極めて多い。学術的な知能(IQ)と実際の生活能力(SQ)は必ずしも一致しないからだ。
IQが高くても日常生活の段取りや対人関係に著しい困難を抱えるケースや、逆にIQの数値以上に社会適応能力が高く周囲のサポートを得ながら自立した生活を送れているケースは少なくない。両検査を組み合わせることで、認知的な得意・不得意と実際の生活行動とのギャップが明瞭になり、多角的な視点からの見立てが可能になる。