フレネミー化してしまう最大の原因は、単純な性格の悪さではなく「自己愛の傷つき」と「歪んだ防衛機制」にあります。心理学において、他者の不幸に快感を覚える感情はシャーデンフロイデ(Schadenfreude)と呼ばれ、脳内の報酬系である線条体が活性化することが近年の神経科学でも実証されています。
親しい友達ほど、年齢、学歴、生活環境などのバックグラウンドが類似しているため、心理的距離が近くなります。その結果、相手の成功を「自分の存在価値を脅かす脅威」と脳が誤認し、自己防衛のために引きずり下ろそうとする心理的圧力が働くのです。
特に女友達関係においては、「共感」と「横並び意識」が重んじられる文化的背景があるため、抜け駆けした相手に対して「調和を乱した」という大義名分を無意識に掲げ、攻撃を正当化しやすい傾向があります。これが「無自覚なフレネミー」を生み出す温床です。