標高1,000メートルの高原気候がもたらす寒暖差は、花々の発色を驚くほど鮮やかに際立たせる。春の訪れを告げるのは、数十万本のチューリップと青の絨毯を描くネモフィラだ。GW前後に見頃のピークを迎え、残雪を抱く富士山との鮮烈な対比は息をのむ美しさを誇る。初夏から盛夏にかけては、太陽に向かって一斉に咲き競うヒマワリやジニア(百日草)が主役に躍り出る。真夏の炎天下でも高原特有の爽快な風が吹き抜けるため、散策は実に快適だ。
晩夏から秋への移ろいとともに、園内はピンクや白のコスモス、そして目が覚めるような黄花コスモスで黄金色に染まる。10月下旬から11月中旬には、太陽が山頂に沈む神秘的な光学現象「ダイヤモンド富士」が園内各所で観測可能となり、夕暮れ時には多くの人々が息を呑んでシャッターを切る。冬期には澄み切った夜空を彩るイルミネーションイベントが開催され、凍てつく空気の中に幻想的な光の世界が浮かび上がる。