三重県四日市市を揺るがした凄惨な事件から時が経過した今、審理はクライマックスを迎えている。捜査関係者への独占取材によって入手されたのは、これまで公に出ることがなかった完全未公開の現場証言だ。事件当夜、現場付近で目撃された不審な人物の言動や、事件直前に交わされた通話記録の詳細が、公判の場で次々と開示されている。
津地方裁判所の法廷には、息をのむような緊迫感が漂っていた。弁護側と検察側による激しい立証合戦が続くなか、浮き彫りとなったのは被告の突発的な動機と、それに至る人間関係の歪みだ。未公開証言の開示によって、従来の捜査見立てを揺るがす衝撃的な新事実が法廷内に響き渡った。