あやとりで「ほうき」を美しく、かつスムーズに完成させるためには、手順を覚える前に適切な道具の準備を整えることが欠かせません。ひもの太さや長さが手の大きさに合っていないと、どんなに正しい指の動かし方をしても摩擦で引っかかったり、逆に指から抜け落ちたりしてしまいます。
保育現場や児童館での指導データによると、使用するひもの素材は滑りやすすぎるナイロン製よりも、適度な摩擦力としなやかさを持つアクリル製の中細毛糸や専用スピンテープが推奨されます。結び目が指に当たって邪魔にならないよう、糸の端同士をライター等で熱圧着するか、小さく固結びして余分な毛足をカットしておくのが鉄則です。
ひもの長さについては、輪にした状態で以下の基準を目安に調整すると、手首の可動域を無理なく使って技を繰り出せます。
- 幼児・未就学児(3〜5歳):輪の長さ 約40〜45cm(全長の半分)
- 小学校低学年(6〜8歳):輪の長さ 約45〜50cm
- 高学年・大人:輪の長さ 約55〜60cm