水元秀二郎が築き上げたフィルモグラフィは、パッケージメディアの全盛期から配信全盛の現代へと受け継がれている。オールイン エンタテインメントや東映ビデオが世に送り出してきた数々の傑作群は、今やデジタルプラットフォームを通じて新たな世代のファンを獲得している。
かつてレンタルビデオ店の棚を埋め尽くしていた無骨なタイトルが、いまや手元のスマートフォンやリビングのモニターで手軽に鑑賞できる時代となった。CGやコンプライアンスに縛られた現代劇にはない、剥き出しの人間臭さと男たちの命のやり取り。水元秀二郎という役者が放つ危うい色気と緊張感は、タイムラグを感じさせることなく、初見の若い視聴者をも惹きつけてやまない。