過酷な旅の清涼剤であり最大のハイライトとなったのが、大泉洋が扮した「荒々しい男」による豪快なアウトドア料理です。旅の途中から突如としてキャラクターに目覚めた大泉は、強火と大雑把な調味料投入で数々の料理を披露。ファンから絶大な人気を誇る荒々しい男の料理ですが、その裏側には現地ならではの厳しい制約がありました。
旅に同行したカナダ人現地ガイドのピート(Pete)氏は、極めて優秀なアウトドアのプロフェッショナルでした。ユーコン川流域はグリズリー(ハイイログマ)やブラックベアが生息する危険地帯であり、ピート氏は徹底した熊対策を一行に義務付けました。
食料の匂いを外に漏らさないための厳格な保管ルールや、クマスプレーの携行、テントサイトと調理エリアを完全に分ける安全管理など、ピート氏の的確な指導があったからこそ、一行は無事故で旅を終えることができました。大泉洋のユーコン裏話として語られる「夜間の熊に対する本気の恐怖」も、バラエティの誇張ではなく現地のリアルな脅威だったのです。