プロジェクトの看板を背負うことへの重圧がなかったはずはない。初代ボーカルの脱退という大きな転換期を迎え、プロデューサーのDir.Fが彼女を見出したのは、Instagram上の何気ないポートレートだったという。面談からわずか数ヶ月後、ワーナーミュージック・ジャパンからの再始動が告げられた。
その名を決定的に知らしめたのが、2026年にリリースされた「エジソン」だ。YouTube上で公開されたミュージックビデオは瞬く間に数千万回再生を叩き出し、中毒性の高いサビとコミカルなステップがTikTokで社会現象となった。初代が築き上げたアヴァンギャルドな世界観をリスペクトしつつも、詩羽は自身のポップネスと屈託のない笑顔で、全く新しいリスナー層を強烈に引きずり込んだ。