Q1:子どもや飼い犬・猫が寝ている時に手足をピクピク動かすのもジャーキングですか?
A1:子どもに見られる寝入りばなのビクつきの多くは同じく入眠時ミオクローヌスであり、神経発達の途上にある成長期には非常によく見られます。一方、犬や猫などのペットが眠りながら手足をバタつかせたり小さくピクつかせたりしているのは、浅い眠りである「レム睡眠」中に夢を見ている状態(REM睡眠期の筋攣縮)であることが大半です。いずれも機嫌よく起きて普段通り活動していれば過度な心配はいりません。
Q2:昼休みや通勤電車の座席など、仮眠の時に特に激しくビクッとなるのはなぜですか?
A2:不自然な体勢が最大の理由です。座ったまま頭がガクンと倒れたり背骨が歪んだりすると、首や関節の筋肉センサー(筋紡錘)が「姿勢が崩壊して転倒する」という強い警告信号を脳へ送ります。浅い眠りの中で脳がそのシグナルを敏感に拾い上げ、姿勢を立て直そうとして過剰な筋収縮を引き起こすため、ベッドで横になっている時よりも発生率が格段に跳ね上がります。
Q3:足が激しくつる「こむら返り」とは何が違うのですか?
A3:発生のメカニズムと症状が根本的に異なります。ジャーキング現象は脳幹からの誤指令によって筋肉が一瞬(コンマ数秒)だけピクッと収縮する神経系の反応であり、痛みを伴うことは基本的にありません。対してこむら返り(有痛性筋痙攣)は、ふくらはぎなどの局所的な筋肉が異常収縮を起こして数秒〜数分間にわたり硬直する現象で、激しい激痛を伴います。こむら返りは脱水、電解質(マグネシウム等)不足、冷え、血行不良が主な原因です。