水戸駅から南東へ車で約5分、かつて城下町の商業の中心として栄えた下市・本町商店街(ハミングロード51)の一角に伊勢屋は佇んでいます。歴史を感じさせる風格ある店構えに一歩足を踏み入れれば、甘辛い醤油だれが焦げる芳ばしい香りと、寸胴から立ち上る出汁の湯気が同時に鼻腔をくすぐります。
伊勢屋が地元や観光客から絶大な支持を集め続ける最大の理由は、「朝作りの素朴で上質な和菓子」と「ノスタルジックを極めた大衆麺類」が圧倒的なコストパフォーマンスで同時に楽しめる点にあります。下町の日常に完全に溶け込みつつ、ひと口食べれば納得の手仕事を貫き通す職人気質こそが、時代が移り変わっても色褪せない人気の源泉です。