「朝起きると胸や喉が疲れている」「スマートウォッチの記録で呼吸数が毎分24回を超えている」といった場合、身体が何らかの負荷にさらされている可能性があります。睡眠時の呼吸数が多い主な原因には、以下のような生体反応や環境要因が挙げられます。
1. 発熱や感染症による体温上昇
風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると、体内温度を下げるための熱放散や代謝アップに伴い、呼吸ペースが自然と早くなります。
2. アルコールやカフェインの過剰摂取
就寝前の飲酒は一時的な筋弛緩を引き起こして気道を狭めるだけでなく、利尿作用や交感神経の刺激によって心拍数と呼吸数を跳ね上げます。
3. ストレス過多と自律神経の乱れ
睡眠時に呼吸が浅い理由として最も頻度の高い要因が、精神的プレッシャーによる交感神経の過緊張です。ベッドに入ってもリラックスモード(副交感神経優位)へうまく切り替わらず、胸部だけで行う小刻みな浅い呼吸が続いてしまいます。
4. 心疾患・呼吸器疾患の初期兆候
気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、あるいは心不全の初期段階では、体内の酸素不足を補うために睡眠中の呼吸数が増加します。