桜のシーズンと双璧をなすのが、秋の紅葉シーズンだ。11月中旬から12月上旬にかけて、園内は赤、橙、黄色のあでやかな色彩に染まり上がる。公園の象徴的存在である巨大な吊り橋「いずみ橋」の上に立つと、眼下に広がる樹木たちが織りなす圧倒的な色彩のコントラストに言葉を失う。
橋の下に広がる上の池・下の池の水面には、鮮やかに色づいたモミジやカエデがくっきりと映り込み、風がない日にはまるで一幅の絵画のような対照美を作り出す。早朝の薄霧が立ち込める時間帯には、光の射し込みによって幻想的な光景が出現する。落ち葉が地面を敷き詰める絨毯を踏みしめながらの散策は、秋ならではの静謐な時間を約束してくれる。