2016年3月、週刊誌のスクープによって彼の華麗なキャリアは一瞬にして崩壊した。しかし、世間の野次馬根性を最も刺激したのは、経歴の詐称よりも同時に拡散された高校時代の卒業アルバム写真だった。そこに写っていたのは、熊本県内の私立高校に通う、ごく普通の「一重まぶたの日本人の少年」の姿。テレビ画面の中で、完璧な英語発音と彫りの深い顔立ちを武器にコメンテーターを務めていた男と同一人物だとは、到底信じ難いものだった。
このギャップが、ネット上での激しい検証作業に火をつけた。目元の二重幅、鼻筋の高さ、そして顎のライン。すべてが別人レベルにアップデートされていたことから、単なるメイクや成長による変化の域を超えていることは誰の目にも明らかだった。