本作は、ゾンビ映画の父であるジョージ・A・ロメロ監督の名作『ゾンビ(Dawn of the Dead)』(1978年)への巨大な愛とリスペクトから誕生しました。タイトル自体が同作のパロディであることは明白ですが、作品に込められた敬意は表層的なモノマネの域を遥かに超えています。
ロメロ監督を唸らせた本物のリスペクト
ロメロ監督自身、事前に本作のビデオテープを鑑賞して大絶賛。「これほど愛情に満ちたオマージュ作品は観たことがない」と感銘を受け、自身がメガホンを取った2005年の正統続編『ランド・オブ・ザ・デッド』に、エドガー・ライトとサイモン・ペッグを「写真撮影用ゾンビ」としてカメオ出演させるという最高級の返礼を行いました。 作中にはロメロ作品の有名なセリフ「奴らはお前を捕まえに来るぞ、バーバラ!(We're coming to get you, Barbara!)」の引用をはじめ、『死霊のえじき』『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』などクラシックホラーへのオマージュが全編に散りばめられています。
「スリー・フレーバー・コルネット3部作」の金字塔的比較
エドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ、ニック・フロストの黄金トリオは、本作を皮切りに「スリー・フレーバー・コルネット3部作(ブラッド・アンド・アイスクリーム3部作)」と呼ばれる傑作群を世に送り出しました。各作品はストーリーの連続性こそないものの、テーマカラー、アイスクリームのフレーバー、ジャンルのパロディ構造を共有しています。