話題沸騰中の 地方の公立校が教育革命の最前線へ——2026年、備後エリアから始まる「次世代学び」の現在地について、多角的な視点を整理して公開しています。

生徒たちのアイデアが単なる「提案」で終わらない点も、この学校の大きな強みだ。昨年度、生徒チームが考案した地域交通の利便性向上案は、地元の運行会社と市役所の検討会議にかけられ、一部の実証実験へと発展した。大人の固定観念を揺さぶったのは、現場を歩き尽くした高校生ならではの視点だった。

自分たちの発想が社会を動かすという原体験は、強烈な自己効力感を生む。「テストのために勉強する」という感覚は消え去り、「社会を良くするために学ぶ」という能動的な意識が根付いている。