「年寄り扱いされたくない」と標識の装着を拒む心理は根強い。しかし、客観的なデータはその有効性を明確に証明している。
政府が公表する交通安全白書や警察庁の統計によると、高齢ドライバーによる重大事故の多くは交差点での判断遅れや見落としに起因する。一般社団法人日本自動車連盟 (JAF) の検証調査では、高齢運転者標識を掲示している車両に対しては後続車が車間距離を広めに取る傾向が確認されており、追突リスクの軽減に直結していることがわかる。
一般財団法人全日本交通安全協会なども推進するように、周囲が「ゆずりあいの精神」を持って接知できる環境を作ることこそが、事故を未然に防ぐ最短ルートなのだ。