松任谷由実は1954年1月19日生まれのシンガーソングライターで、1972年に「荒井由実」の名でデビューした。出身は東京・八王子。実家は八王子駅から少し離れた甲州街道沿いの古くからの商店街にある呉服店だった。裕福な商家の娘として育った環境が、彼女の自意識や審美眼、そしてどこか遠慮のない発言スタイルに影響を与えたとも指摘されている。
幼少期から音楽の才能を発揮していたユーミンだが、性格面でも早くから個性が際立っていた。自分の感性に強い自信を持ち、納得できないことには簡単に妥協しない。それは音楽制作においても、人間関係においても一貫している姿勢だった。幼い頃から「人と違う視点」を持つことを誇りにしていたとも言われており、その自負心が後の圧倒的なキャリアを支える礎になったのは間違いない。