一方で、オープンなデジタルコンテストならではの課題や、参加者が背負うプレッシャーについても現場取材やコミュニティの言及から浮き彫りになっています。
インターネット上の掲示板やSNSでは、「ライブ配信の課金アイテム数が選考を左右するのではないか」「地方在住者と大都市圏の候補者で露出機会の格差があるのではないか」といった疑問や評判がしばしば議論の対象となります。コンテスト初期においてはライブ配信プラットフォームでのギフティング競争が過熱した時期もあり、ファンの金銭的負担に対する懸念の声が上がったことも事実です。
しかし、運営サイドもこの批判を受け止め、近年では審査基準におけるライブ配信ポイントの比率を見直し、合宿審査における指導講師陣による実技評価や協調性・礼儀・現場対応力といった定性的なプロ基準の配分を大幅に引き上げています。
合宿ドキュメンタリー番組の現場では、カメラが回っていない時間帯の生活態度や、同世代のライバルと協力しながら難易度の高いダンスルーティンを完成させるプロセスが厳格にチェックされています。公の場で見せる華やかな笑顔の裏で、未経験のダンスに深夜まで涙を流しながら向き合う高校生たちの姿は、コンテストが単なる「人気投票」から「プロ育成プログラム」へと高度化している実態を物語っています。