シクラメンを元気に咲かせ続けるための基本は、適切な「生育適温・日照管理」の徹底にある。NHK「趣味の園芸」などの番組でもおなじみの園芸家・金子明人氏は、室内で管理する際の温度域として「昼間は15℃前後、夜間は5℃〜10℃」が最も適していると指摘する。
暖房の効きすぎたリビングは、シクラメンにとって過酷な環境になりがちだ。気温が20℃を超えると株が体力を消耗し、葉が黄色く変色したり蕾が黄色くなって落ちたりする原因となる。理想的な置き場所は、ガラス越しの日光がしっかり差し込む、暖房の風が直接当たらない「明るい窓辺」や「肌寒い玄関ホール」だ。
特に冬場の日照時間は花付きを大きく左右する。レースのカーテン越しに半日以上の柔らかい光が当たる場所を確保することが、健康な株を維持する要となる。