お笑い界を引退した人物の中には、ビジネスの世界へ飛び込み、芸人時代の最高月収を遥かに超える成功を収めた実業家たちが存在する。
最も劇的な復活を遂げたのが、元「カラテカ」の入江慎也だ。2019年の闇営業騒動により吉本興業との契約を解除され、芸能界を事実上引退。その後、清掃業界へ飛び込み、ゼロから現場作業を学んで2026年に株式会社ピカピカを設立した。地道な営業努力と徹底したサービス品質が評価され、ハウスクリーニング事業は全国展開へと急拡大。2026年現在ではフランチャイズを含め全国に拠点を持ち、年商数億円規模の企業へと成長させた。不祥事というドン底から這い上がり、ビジネスマンとして確固たる信頼を勝ち取った姿は多くの起業家の注目を集めている。
一方、元「ザブングル」の松尾陽介もスマートな転身を遂げた一人だ。2026年3月のコンビ解散・引退後、マーケティングや企業の広報支援を手掛ける株式会社OMATSURIを設立。代表取締役として企業のプロモーションを支援する傍ら、元芸人やアスリートのセカンドキャリア支援事業も精力的に展開している。芸人特有の企画力と人脈を活かし、ビジネス界のキーマンとして躍進を続けている。
さらに、元「ビビる」の大内登は、コンビ脱退後にテレビ制作会社を設立し、数々の人気番組を手掛ける敏腕テレビプロデューサー・代表取締役として業界内で高い評価を得ている。彼らに共通しているのは、芸人時代に叩き込まれた「相手を喜ばせるサービス精神」と「泥臭い行動力」をビジネスモデルに昇華させた点にある。