カロリー自体は十分に摂取しているにもかかわらず空腹が収まらない場合、体が必要な微量栄養素を欠乏している「新型栄養失調(質的栄養不足)」に陥っているケースが頻発しています。特に現代女性に圧倒的に不足しているのが、「たんぱく質」と「鉄分」です。
たんぱく質は消化・吸収に時間がかかり、消化管ホルモンの分泌を促して満腹中枢を刺激します。炭水化物中心の偏った食事ばかりを摂っていると、満腹シグナルが脳へ届きにくく、すぐにお腹が空いてしまいます。
また、月経による出血がある女性は潜在的な「鉄欠乏(隠れ貧血)」を抱えがちです。鉄分が不足すると全身の細胞へ十分な酸素が運ばれず、エネルギー生成効率が低下します。すると脳は「エネルギーを作る燃料が足りない」と誤解し、過剰な食欲を湧き上がらせるのです。止まらない食欲の正体は、体が特定の栄養素を必死に求めているシグナルである場合が多々あります。