ネット上には「パッケージのフォントのズレを見る」「シートの裏面を比較する」「水に溶かして色を確かめる」といったタダラフィル偽物の見分け方を解説する情報が散見されます。しかし、偽造組織の手口は年々巧妙化しており、現在の模倣技術は肉眼での識別をほぼ無力化しています。
本物のPTPシートやホログラムシールを精巧にスキャン・複製したパッケージ、さらには正規品の箱を再利用して中身だけを詰め替える手法まで横行しています。専門の鑑定機関が成分分析器(HPLCや質量分析計)にかけて初めて「有効成分が含まれていない」「危険な異物が混入している」と判明するのが現実です。
素人が目視や手触り、味などで真贋を判定するのは不可能です。「写真付きで正規品と解説されているから大丈夫」と過信することは、自ら危険に飛び込む行為に他なりません。本物であると100%保証できるのは、製薬メーカーから正規の医薬品卸を通じて医療機関へ納入された薬剤のみです。