今注目を集めている 公海上に建国されたローズ島共和国の実話!爆破された真相と結末について、詳しいまとめを整理して公開しています。

ローズ島共和国の物語は、イタリア・ボローニャ出身の有能な構造エンジニア、ジョルジョ・ローザ(Giorgio Rosa)の壮大な野心から始まりました。1950年代後半、既存の社会システムや硬直化した官僚機構に強い不満を抱いていたローザは、誰の法にも縛られない「完全なる自由空間」を自らの手で創り出す構想を抱きます。

彼が選んだ舞台は、イタリア・エミリア=ロマーニャ州リミニの海岸から沖合約11.6キロメートル(約6.2海里)のアドリア海上でした。当時のイタリア領海は沿岸から6海里(約11キロメートル)と定められていたため、この場所は国際法上の「公海」に該当し、いかなる国家の主権も及ばない空白地帯だったのです。

ローザは特許を取得した独自の工法を用い、スチールパイプを海底に打ち込んで頑丈な基礎を構築。1967年までに約400平方メートルの人工プラットフォームを完成させました。島内にはレストラン、バー、ナイトクラブ、郵便局、さらには土産物店までが整備され、真水を確保するための掘削設備まで備えていました。そして1968年5月1日、ローザはこの人工島を主権国家「ローズ島共和国(Insulo de la Rozoj)」として正式に独立宣言したのです。