近年、米国議会で開かれたUAP公聴会や情報機関による未確認飛行物体の分析報告は、世界的なニュースとして報じられた。かつて矢追が特番で追及していた「政府による情報隠蔽」という構図が、皮肉にも公的機関の手によって部分的に肯定される形となったのだ。
この事態を受けて、古くからのファンのみならずメディア関係者の間でも「矢追純一は数十年早すぎたのではないか」という再評価の論調が生まれた。もちろん、彼が提示した情報のすべてが妥当だったわけではない。それでも、巨大な権力が何かを隠しているという直感をエンターテインメントへと昇華させた功績は、現代の陰謀論や情報開示をめぐる議論の先駆けとして語り継がれている。