さえこさんの魅力は、可愛らしいビジュアルから繰り出される「本質を突いた鋭い言葉」にも表れています。恋に思い悩む薫子に対して放ったセリフは、多くの視聴者に強烈なインパクトを残しました。
特に有名なのが、「何もしないで相手に好きになってもらおうなんて、図々しいと思わない?」という言葉です。傷つくことを恐れて受け身でいる姿勢を優しくも手厳しく指摘し、「お菓子だって可愛いパッケージに入っていたほうが手に取りたくなるでしょ?」と自己プロデュースの大切さを説く場面は、単なる恋愛ドラマを超えた人間心理の核心を突いていました。
爽太を意のままに翻弄しているように見えて、その裏には「相手を喜ばせる努力を怠らない」というストイックな哲学が存在していたのです。