市役所の採用試験において、補欠合格となった受験者は地方自治体人事委員会が作成・管理する補欠合格候補者名簿に登載される形をとる。これは「直ちに採用されるわけではないが、欠員が出た際に優先的に採用候補となるリスト」を意味する。
繰り上げ連絡が集中する時期には明確な波がある。第1波は11月下旬から12月中旬にかけて。国家公務員や都道府県庁の最終合格発表が出揃い、第一志望へ流れる内定者が辞退を申し出る時期だ。第2波は1月中旬から2月下旬。ここでは大手民間企業の採用手続き完了や、他自治体の内定承諾期限が重なり、思わぬ欠員が浮上する。そして最後の第3波は3月の年度末ギリギリ。他の内定辞退者が直前で辞退届を出した場合、電話での一本釣りが発生する。