現在も所属事務所フロム・ファーストプロダクションの柱として多忙な日々を送る石野真子。彼女の「現在地」を語る上で欠かせないのが、定期的に開催されるアコースティックライブや周年記念ステージだ。大仕掛けな照明や派手な演出に頼らず、等身大の言葉と温もりあるボーカルで観客と対話するスタイルは、音楽業界関係者の間でも高く評価されている。
ライブ会場に足を運ぶと、当時の親衛隊だった往年のファンはもちろん、近年の再評価ブームをきっかけに訪れた若い世代の姿も目立つ。「歌うことは、私にとって自分自身の原点に立ち返る大切な作業」と本人が周囲に明かす通り、マイクを握る姿にはアイドル時代とは一味違う、熟成されたアーティストとしての誇りが宿る。最新のツアー日程やセットリストの発表があるたびにチケットが即完売する現状は、彼女の歌声が今なお色褪せぬ磁力を放ち続けている証拠だろう。