健康効果を余すところなく引き出すためには、店頭での選び方と飲むタイミングに明確なセオリーが存在する。まずラベルを確認し、1パックあたりに含まれるリコピン量とGABA量を比較する習慣をつけたい。濃厚なコクを重視するなら「濃縮還元」、フレッシュな酸味とさらりとした喉越しを求めるなら「ストレート製法」を選ぶのが失敗しない第一歩だ。
摂取タイミングをめぐる最新の研究では、リコピンの吸収効率が最も高まるのは「朝」であることが判明している。体内時計と栄養吸収の相関を調べた時間栄養学の検証によれば、朝食時にトマトジュースを摂取した場合、昼や夜に比べて血中リコピン濃度が顕著に上昇した。リコピンは脂溶性であるため、牛乳や少量のオリーブオイルと一緒に摂ることで、小腸からの吸収率が飛躍的に跳ね上がる。
一方で、血圧降下作用を担うGABAの効果を狙う場合、リラックス効果や睡眠の質向上を兼ねて夕食時や就寝前の摂取を好む専門家もいる。コレステロール対策を最優先にするなら「朝+良質な脂質」、血圧の安定や夜間の高血圧対策を狙うなら「夕方以降」というように、自身の健康課題に応じた時間戦略を組み立てるのが賢明だ。