「仕事を納める」漢字の正解は?仕事納めの社内・社外メール例文とマナー

「仕事を納める」漢字の正解は?仕事納めの社内・社外メール例文とマナー

「仕事を納める」漢字の正解は?仕事納めの社内・社外メール例文とマナーについて見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

結論から述べると、1年の業務を締めくくる行為を指す場合は「仕事を納める」と書くのが正しい日本語表記だ。名詞形である「仕事納め」という言葉からも分かる通り、「納」の字を用いるのが基本ルールである。

漢字の使い分けに迷った際は、それぞれの文字が持つ本来のニュアンスを理解しておくと判断が容易になる。

【納める】には、「しかるべき場所に届けて入れる」「義務や金銭を支払う」「物事を終えて区切りをつける」という意味がある。税金を納める、注文品を納める(納品)、そして一年の業務を締めくくる「仕事納め」などがこれに該当する。つまり、業務を完了させて成果をしかるべき場所に納入・完了させるという文脈であるため、「仕事を納める」が適切とされる。

【収める】は、「中に入れる」「手に入れる」「争いや混乱を鎮める」「良い結果を得る」といった意味を持つ。具体的には、成果を収める、写真をアルバムに収める、成功を収める、暴動を収めるといった文脈で使用される。仕事を自分の手元に引き取って整理するニュアンスではなく、業務を完了して終わらせる意味合いであるため、仕事の締めくくりに「収める」を使うのは誤りだ。

なお、同音異義語として「治める(国や地域を管理する・病気を治す)」「修める(学問や品行を身につける)」もあるが、これらも業務の終了とは文脈が異なるため混同しないよう注意したい。

あわせて知っておきたいのが、公的機関で使われる「御用納め(ごようおさめ)」と民間企業の「仕事納め」の違いだ。江戸時代、幕府や諸藩の公務を「御用」と呼んでいた名残から、現在でも官公庁や地方自治体ではその年の最終執務日を「御用納め」と呼ぶ。一方、民間企業の業務終了は一般的に「仕事納め」と表現する。相手の所属や組織形態に合わせて表現を選び分けるのも、知っておくべき細やかな配慮の一つだ。

吉田 誠
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吉田 誠

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