「ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ」を語る上で欠かせないのが、オーナーピッツァ職人である岩澤正和(いわさわ まさかず)氏の存在です。本場ナポリで開催される「世界ピッツァ選手権(Campionato Mondiale del Pizzaiuolo)」をはじめとする数々の国際舞台で輝かしい受賞歴を誇り、日本のピッツァ文化を牽引するトップランナーのひとりとして知られています。
岩澤氏が薪窯の前に立つ姿からは、1枚のピッツァにかける張り詰めた緊張感と情熱が伝わってきます。生地の加水率や発酵時間は、日々の気温や湿度に応じて分単位・グラム単位で微調整され、約450度を超える高温の薪窯でわずか60〜90秒ほどで一気に焼き上げられます。外側は驚くほど軽やかでパリッとした香ばしさを持ちながら、内側はもっちりと瑞々しい水分量を保つ独自の食感は、熟練の職人技が生み出す芸術品です。