なぜ日本国内で「ひゅーい」という独創的な名前が誕生したのか。その背景には、伝説的ロックスターであるデヴィッド・ボウイ(David Bowie)を熱狂的に愛した母親の存在がありました。
石崎ひゅーいの母親は、元看護師でありながら破天荒で自由な感性を持つ人物でした。彼女はデヴィッド・ボウイの熱烈なファンであり、我が子が生まれた際、「ボウイの息子の名前にあやかって名付けよう」と決意します。デヴィッド・ボウイの実の息子の名前は「ダンカン・ゾーイ・ヘイウッド・ジョーンズ(Duncan Zowie Haywood Jones)」であり、当時の愛称は「ゾーイ(Zowie)」でした。
ところが、母親は英語の「Zowie」というスペルや発音を「ひゅーい」だと盛大に勘違いしてしまい、そのまま役所に「ひゅーい」と出生届を提出してしまったのです。後年になって間違いに気づいた際も、母親は悪びれることなく「響きがかっこいいからこれでいいの!」と笑い飛ばしたといいます。
茨城県水戸市で育った石崎ひゅーいは、幼い頃から母が自宅で流す洋楽ロックやカルチャーに囲まれて育ちました。母の豪快でチャーミングな性格と、型にはまらない愛情表現こそが、彼の豊かな感受性と枠にとらわれないメロディセンスを育む土台となったのです。