映画での脚光に続き、テレビ界に決定的な衝撃を与えたのが同年に放送された衝撃作『ライフ』である。壮絶なイジメや人間関係の裏切りといった重いテーマに正面から挑んだこの学園ドラマで、極限状態に追い込まれながらも闘い続ける主人公・椎葉歩役を泥まみれになりながら体現した。
絶望の淵に立たされながらも凛とした目を向け、「お前が消えろ」と言い放つ強烈なクライマックスは、当時の視聴者の心に深く刻まれた。痛みを恐れず、役の苦悩をすべて引き受けるような捨て身の熱演は、日本のドラマ史に語り継がれる名シーンとなった。甘えを一切排除したあの熱量こそが、今に続く彼女の女優魂の原点である。