世界を呑む変幻自在の肉体:丘山晴己が切り拓く舞台芸術の新次元

世界を呑む変幻自在の肉体:丘山晴己が切り拓く舞台芸術の新次元

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本場ニューヨークのエンターテインメント界において、アジア人パフォーマーが主役級のスポットライトを浴びるハードルは極めて高い。その厚い壁を、彼は類まれな身体性としなやかな感性で打ち破った。世界屈指のマジック・スペクタクルショー『The Illusionists』への出演は、まさにその象徴的なマイルストーンだ。ブロードウェイの歴史あるパレス劇場に立ち、言葉の壁を軽々と超えるフィジカルシアターの手法で満員の観客を総立ちにさせた。

さらに名作ミュージカル『RENT』で演じたエンジェル役では、その卓越したダンススキルのみならず、魂を震わせるエモーショナルな表現力で批評家たちを唸らせた。ストリートダンスの鋭利さとコンテンポラリー・ダンスの抽象性を自在に行き来する彼のムーヴメントは、ブロードウェイの肥えた観客の網膜に鮮烈な残像を焼き付けたのである。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。