日本食のグローバル化において、映像メディアの果たした役割は極めて大きい。映像配信大手Netflixの普及は、世界中の人々の食欲と探究心をダイレクトに刺激した。特にドキュメンタリー『ストリート・グルメを求めて: アジア』のような番組は、高級店だけではない、路地裏の熱気溢れる調理風景や名物店主の生き様を世界に発信した。
これにより、海外の日本食ファンは「贅沢な外食」から「日常のリアルな食体験」へと興味を広げていった。ラーメンやたこ焼き、焼き鳥といったローカルフードが、パリやロンドンの若者の間で定番の選択肢となったのは自然な流れと言える。画面越しに見た湯気や包丁の音、店主の笑顔が、世界中の視聴者を日本の街角へと引き寄せている。