「世界の丹下」名建築の全貌!代々木から都庁まで代表作の凄さと裏話

「世界の丹下」名建築の全貌!代々木から都庁まで代表作の凄さと裏話

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バブル経済の絶頂期、1991年に新宿副都心へ移転・開庁した東京都庁舎は、丹下建築の巨大スケールと都市デザイン思想の集大成です。高さ243メートルのツインタワーがそびえる第一本庁舎は、ノートルダム大聖堂などのゴシック建築を想起させるシルエットと、半導体チップのグリッドパターンを思わせる現代的ファサードが融合。議事堂と都民広場を抱え込むシンメトリーな配置には、国際都市・東京の威厳を象徴する強い意志が込められています。当時「税金の無駄遣い」と批判を浴びた巨大プロジェクトでしたが、現代では新宿のランドマークとして国内外の観光客を惹きつけてやみません。

一方、臨海副都心の開発を象徴するのが1996年に竣工したフジテレビ本社ビル(FCGビル)です。お台場の海岸線に突如現れたこの建築は、2棟のタワーを空中の連絡ブリッジでつなぎ、中央に直径32メートルの銀色に輝く球体展望室「はちたま」を浮かべた斬新極まりない外観で日本中を驚かせました。丹下が1960年代に提唱した「東京計画1960」のメガストラクチャー構想(巨大構造体の中に都市機能を組み込む発想)が、メディアの拠点として具現化した快作といえます。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。