日本選手権4連覇(2011〜2014年)を達成し、女子カーリング界を牽引していた当時の市川さんは、主将・スキップとして計り知れない重圧の中にいました。特に2014年ソチ冬季五輪の出場権をかけた代表決定戦では激しい戦いを繰り広げ、惜しくも五輪切符を逃すという大きな挫折を経験しています。
2人の馴れ初めは、共通の知人を介した出会いがきっかけとされています。過酷な遠征やプレッシャーに晒されていた現役時代、アスリートとしてではなく「素の市川美余」を受け止め、精神的な支えとなっていたのが現在の夫でした。
当時の関係者証言やインタビューの端々からも、夫が競技生活の苦悩に寄り添い、聞き役に徹していた様子がうかがえます。勝敗の世界で張り詰めていた彼女にとって、家庭的で穏やかな彼の存在は唯一無二のシェルターとなっていたことは想像に難くありません。