事件が公となったのは、2026年5月18日の午前10時すぎのことでした。東京都目黒区にある市川猿之助の自宅を訪れたマネージャーが、家の中で倒れている猿之助と両親を発見し、119番通報を行いました。
救急隊が駆けつけた際、2階のリビングでは父親である四代目市川段四郎さん(当時76)と母親の延子さん(当時75)が布団の上に並んで倒れており、すでに意識不明の重体でした。両親は病院へ緊急搬送されたものの死亡が確認され、死因は向精神薬中毒と判明しました。
一方、猿之助は地下の自室にあるクローゼットの中で首を吊ろうとした状態で発見され、意識朦朧のまま病院へと搬送されました。一時は命が危ぶまれたものの、迅速な救命処置により一命を取り留めることとなりました。この日、猿之助は明治座で上演中だった『市川猿之助奮闘特別公演』の昼の部に出演予定でしたが、急遽公演中止となり、翌日からは中村隼人らが代役を務めて舞台の穴を埋める異例の事態へと発展しました。