『名探偵コナン』におけるジョディ・スターリングというキャラクターは、彼女という稀代の役者を得たことで完全な生命を宿した。初登場時のミステリアスな英会話教師の顔、そして真の姿であるFBI捜査官としての冷徹かつ情熱的な表情。その声のトーンの変化ひとつで、視聴者を一瞬にして物語の核心へと引きずり込んだ。
英語混じりの独特な口調「〜デス」という台詞回しも、一歩間違えればコミカルに偏りすぎる危険を孕んでいた。しかし、彼女の確かな演技力と上品な発音の響きによって、格好良さと親しみやすさが完璧なバランスで同居する名キャラクターへと昇華されたのだ。