全国の神社を包括する宗教法人「神社本庁」は、参拝において最も重要なのは「真摯な祈りの心と敬神の念」であると一貫して説く。属性診断や相性重視の風潮に対して公式な教義としての位置づけはしていないものの、こうした概念がきっかけとなり若い世代が参拝に訪れること自体は歓迎すべき現象と捉えられている。
かつてのパワースポット観光は、観光旅行のついでに有名寺社を巡るスタンプラリー的な性格が強かった。しかし、スマートフォンで誰もが手軽にGoogle 検索を利用できる現代において、参拝の質は劇的に変化した。自らの属性と場所の相性を丹念にリサーチし、最も波長が合う聖地をピンポイントで目指す「目的型参拝」へと進化を遂げている。