この雷電伝説に新たな命を吹き込み、グローバルな熱狂を巻き起こしたのが、株式会社コアミックスが手がける大人気漫画『終末のワルキューレ』だ。人類の存亡を懸けて神々と戦う代表闘士の一人として雷電為右衛門が抜擢された際、世界中の読者がその圧倒的な存在感に息を呑んだ。
劇中で描かれたのは、インド神話最強の破壊神・シヴァとの壮絶な肉弾戦である。超常的なバトル・ファンタジーの舞台において、雷電は「生まれつき制御不能だった自らの筋肉を解放する」という大胆な再解釈を与えられた。神の炎を宿すシヴァの連撃に対し、土俵で培った純粋な肉体と相撲技で真っ向から挑む姿は、相撲という伝統武道の持つ本質的な美しさと熱量を世界に知らしめた。