生理中の甘いもの過食はなぜ起きる?ホルモンの真相と太らない裏ワザ

生理中の甘いもの過食はなぜ起きる?ホルモンの真相と太らない裏ワザ

生理中の甘いもの過食はなぜ起きる?ホルモンの真相と太らない裏ワザについて知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

巷のダイエット情報やSNSでは「生理中の甘いものは絶対に我慢すべき」「食べたら即座に脂肪になる」といった極端な言説が散見されます。しかし、ここには代謝生理学的な観点から見て大きな誤解が存在します。

第一の誤解は、「強い我慢が最も効果的な対策である」という思い込みです。糖質を徹底的に排除しようと耐え続けると、ストレスホルモンである「コルチゾール」が大量に分泌されます。コルチゾールは筋肉を分解して血糖値を維持しようとするだけでなく、脳の摂食中枢を強烈に刺激して脂質や高糖質への執着を倍増させます。我慢の限界を迎えた瞬間にタガが外れ、夜中に2,000kcal以上の過食に走ってしまうのは、この反動メカニズムによるものです。

第二の誤解は、「生理中に増えた1〜2kgはすべて脂肪である」という都市伝説です。生理中 体重増加 対策を考える上で知っておくべきは、体脂肪1kgを増やすためには約7,200kcalのアンダーカロリー超過が必要だという厳然たる数字です。数日で2kgの純粋な脂肪がつくには14,000kcal以上の余剰が必要であり、通常の食事や多少の間食で達する数値ではありません。

この期間の体重増加の正体は、プロゲステロンの水分貯留作用(細胞内に水分を溜め込む働き)と、腸の蠕動運動低下による便秘です。つまり「ただの水分と便」であって脂肪ではありません。この一時的な見かけの数値を脂肪がついたと勘違いし、極端な断食に走ると、基礎代謝が落ちて次の生理周期でさらに太りやすい体質を自ら作り出すことになります。

佐々木 一輝
Author

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。