近年、このアナログな手法に注目しているのは教育界だけではない。ビジネスシーンにおける社員研修やインフォーマルな組織開発の現場でも、人間すごろくの導入が進んでいる。
業務上の目標達成に向けた「ロードマップ」をそのまま巨大すごろくの盤面に仕立て上げる手法が効果を上げている。新入社員研修などで会社史や理念、プロジェクトの工程をマス目に記載し、チーム対抗でゴールを目指させるのだ。
座学で提示されるだけの経営理念は退屈になりがちだ。しかし、「理念に関するクイズに正解したら3マス進む」「失敗事例のマスで1回休み」といったルールを設けることで、社員は当事者として企業の歴史やビジョンを追体験する。結果として、座学の何倍もの記憶定着率とチームワークが生まれる。