神社と大社の違いとは?格式の序列や名乗れる基準の真相を徹底解説に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

全国におよそ8万社以上存在する神道施設の中で、名前に「大社」を冠する神社はごく一部に限られます。「神社」が神霊を祀る施設の総称であるのに対し、「大社」は特定の歴史的格式、信仰の広がり、地域社会における中心的な役割を備えた神社にのみ許された特別な社号(神社の称号)です。 歴史をさかのぼると、平安時代初期の『延喜式神名帳』に記された全国3,132座の神社の中でも、「大社」として特別視されたのは極めて限られた存在でした。江戸時代以前において、単に「大社」と言えば出雲大社を指すのが通例であり、民衆の間でも唯一無二の存在として敬われていました。 現在、神社が「大社」を名乗るための基準は、神社本庁が定める規程に基づいています。主に以下の条件を満たし、庁の承認を得た神社のみが改称を認められます。 * 全国に広がる分社・崇敬組織の総本社(またはそれに準ずる大拠点)であること * 地域の信仰の中心として極めて古い歴史と高い格式を有すること * 戦前の近代社格制度において最高ランクの「官幣大社」または「国幣大社」に列格していたこと このように、単に境内が広い、参拝者数が多いという理由だけで名乗れるものではなく、歴史的由緒と総本社としての統括力が厳密に問われます。