良かれと思って行っている行動が、実は神職から見ても避けてほしいマナー違反になっているケースは少なくありません。運気を下げる要因にもなりかねない代表的なNG行動を整理します。
まず筆頭に挙げられるのが、お賽銭を放り投げる行為です。混雑している初詣などで遠くから賽銭箱へ投げ入れる光景を見かけますが、お賽銭はお供え物であり、自らの穢れを託して神仏に捧げる神聖な金銭です。乱暴に放るのではなく、賽銭箱のふちにそっと滑り込ませるように納めるのが正しい所作です。
次に注意すべきは、日頃の感謝を一切述べず、自分の欲望だけを一方的に要求する「くれくれ参拝」です。神社は願いを叶えてもらうための自動販売機ではありません。生かされていることへの感謝を伝えないまま「お金持ちにしてください」「志望校に受からせてください」と要求だけを突きつけるのは、礼節を欠いた振る舞いとみなされます。
さらに、他人の不幸や失脚を願うことは絶対に厳禁です。神道において人を呪うような想念は強い穢れ(気枯れ)とされ、巡り巡って自らに災いとして跳ね返ってくると考えられています。祈願は常に、自分や大切な人々の前向きな成長と調和に向けられるべきです。