履修登録の受付開始時刻、画面の前でリロードを連打する学生たちの姿は、かつて全国の大学で見られた風物詩だった。神奈川大学も例外ではない。人気の講義は数分で定員に達するため、回線がつながらない焦燥感は学生生活における最大のストレス源と言っても過言ではなかった。
今回導入された新システムでは、トラフィックの変動に応じてクラウドサーバーが自動拡張するオートスケーリング機構を採用。2026年3月末に行われた負荷テストでは、従来比で約8倍にあたるピークアクセス数を記録したにもかかわらず、レスポンスタイムは平均0.4秒以下を維持した。システム管理を担当する情報インフラ課のスタッフも、「これで『鯖落ち』を理由とした履修申請の不服申し立てはゼロになるはずだ」と自信をのぞかせる。