インターネットやSNS上では、神居古潭が「北海道最恐の心霊スポット」の一つとして紹介されるケースが散見されます。旧駅舎のホームや静態保存されているSL(蒸気機関車)、閉鎖されたトンネル付近での怪奇現象の噂は、全国のオカルトファンを引き寄せる要因となってきました。
これらの都市伝説が生まれた理由は、主に以下の3点に集約されます。
- 史実に基づく犠牲者の記憶:水難事故や鉄道事故、架橋工事での殉職者など、実際に多くの命が失われた場所であること。
- 閉鎖的で不気味なロケーション:鬱蒼とした森、急峻な岩壁、轟音を立てる石狩川、立ち入り禁止の廃トンネルという視覚的・心理的条件。
- アイヌ伝承の誤解・歪曲:「魔神が住む」という神話的伝承が、近代の怪談と混ざり合ってセンセーショナルに拡散したこと。
心霊現象とされる話の多くは、暗闇や風の反響音が引き起こす心理的錯覚、あるいは過去の悲しい歴史が尾ひれをつけて広がったものと捉えるのが実相です。