現在の神戸港周辺は、歴史的な規模で進行する「神戸ウォーターフロント再開発事業」の渦中にある。新港突堤エリアを中心に、最先端のアリーナ施設や上質な複合商業施設が次々と誕生し、ウォーターフロント全体の景観と人の流れがダイナミックに再編された。
この都市整備の波は、花火観覧の体験価値をも劇的に変えた。かつての激しい混雑による歩行制限や疲労感は大きく軽減され、新設された美しいプロムナードやオープンデッキから、洗練された都市景観とともに花火を仰ぎ見る贅沢な時間が実現している。日本の伝統行事・風物詩が、未来志向の都市デザインと融合した見事な実例と言えるだろう。