広大な敷地を誇る神戸フルーツ・フラワーパークが「入場料無料・駐車場無料」を実現している背景には、行政と民間事業者が一体となった事業構造の抜本的改革があります。1993年の開園当初は有料のテーマパーク型農業公園としてスタートしましたが、時代の変化に伴う入場者数減少を受け、2017年に「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)」として大規模リニューアルオープンを果たしました。
入場ゲートによる囲い込みを撤廃し、誰もが立ち寄れるインフラ型観光拠点へとシフトしたことで、地元の農産物直売所「ファームサーカス」をはじめとする物販・飲食エリアの収益力を大幅に向上させました。つまり、「ゲート入場料で稼ぐテーマパーク型」から「敷地内の各テナント消費や食・体験で還元させる複合型商業モデル」へと完全に移行したことが、無料開放を継続できている論理的な根拠です。