園内ではいま、未来を見据えた新たな取り組みが着々と進んでいる。近年注目を集めているのが、老朽化した観察路のバリアフリー改修や、スマートフォンの位置情報を活用した樹木ガイドシステムの導入だ。これにより、子ども連れのファミリーから車いすの利用者まで、誰もが等しく六甲の原生林に近い環境を体感できるようになった。
さらに、気候変動が植物の開花時期や紅葉に与える影響を追跡する長期観測プロジェクトも進行中だ。園の専門スタッフによるガイドツアーは連日盛況を見せており、ただ景色を眺めるだけでなく、森林生態系そのものを深く学びたいという来園者の知的好奇心を満たしている。展示やイベントのスケジュールは定期的に更新されているため、出かける前の確認が欠かせない。