早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授は、現代の若手が陥りがちな「過度な失敗への恐怖」に警鐘を鳴らす。変化が激しく先の読めない環境において、最初から正解を言い当てることなど不可能だ。入山氏が唱えるのは、自分の専門外や未知の領域に積極的に触れる「知の探索」の重要性である。
評価される若手ほど、完璧な成果物を出そうと抱え込まず、60%の出来栄えで周囲に意見を求める。オープンな対話を通じてアイディアをブラッシュアップするプロセス自体が、組織にイノベーションをもたらす種となる。自発的に周囲を巻き込む姿勢こそ、成長速度を何倍にも加速させる原動力だ。